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田近朱理さん(エスキャリアパートナー)


東京での経験を活かし、離島で歩むパラレルキャリア。多くのワラジを履く生活を満喫中

img_0992■お名前:田近朱理さん

■ご経歴:立命館大学産業社会学部卒。大手人材系企業にて6年間、法人営業・人事(研修担当/新規事業立上げ)などを担当後、結婚のため鹿児島県与論島に移住。

■エスキャリアでのお仕事歴: 1年6カ月

■結婚のために離島へ移住。キャリアを途絶えさせないために

-これまでのご経歴について教えてください

大手人材系企業に新卒入社し、法人営業、人事研修担当、新規事業部での事務全般など様々な部署を経験してきました。働くこと・職場が好きだったので、会社にいた時間は長めだったと思います。人事や新規事業部にいた際は他部署の人たちとの調整も多く、組織としての役割を理解できたように思います。また、当時は担当していたのがほとんど前例がない仕事だったので、自分で企画し、調整、実行していくという面白さがありました。

-エスキャリアにご登録いただいたきっかけは何でしたか?

現在の夫との結婚を見据え、退職と、鹿児島県最南端の離島・与論島への移住を決意していたころ、職場の先輩からエスキャリアを紹介していただき、面談していただくことになりました。

当時、島へ移住するにあたり唯一の悩みだったことが、自身のキャリアが途絶えてしまうかもしれないことでした。しかし、与論島でこれまでのキャリアを活かした仕事ができれば、他の同じような境遇の人たちに、頑張ろうという意欲を持ってもらえるんじゃないかと思い、東京にいる間から積極的にリモートでの仕事をさせていただける企業を探していました。少しでも自身のスキルが活かせる仕事があるならと思い、エスキャリアでの面談に臨んだことを覚えています。

-面談してみての感想はいかがでしたか?

リラックスした雰囲気でお話できました。自分のこと、与論島でどんな生活をしていきたいのか、キャリアについてどのように考えているのかなど、じっくり聞いていただきました。とっても楽しい時間で、終わったあとになんだかとってもモチベーションがあがっていました!

■与論島でパラレルキャリアを歩む今

-現在はどのような生活をされていますか?

現在は、多くのワラジを履いて生活しています。まず、メインは夫の家業である神社にてお勤めをしています。神社での祭事に携わったり、日々の維持運営に携わっています。観光客の方々に神社の案内をしたり、与論島の暮らしを紹介する小冊子を作ったりなど、新しいことにもチャレンジできる環境です。
また平日の午後は、ベンチャーIT企業に、リモートワーカーとして参画しています。そこでは、前職での経験を活かし、お客様の人的ニーズに合った方のサーチおよびマッチング業務を行っています。エスキャリアでは、研修関連の添削業務など、研修担当時に培った経験を活かす仕事を担当しています。そのほか、島のお食事屋さんのお手伝いなんかもしてます。自分でもいくつワラジを履いてるのかな?と思います(笑)。
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-エスキャリアでのお仕事で印象深かったものはなんですか?

やはり、初めてのお仕事ですね。数ヶ月のプロジェクトで、エスキャリアでの初仕事ということでやる気満々だったのですが、なんと開始初日に島を台風が直撃しまして・・・。島では大雨・大風だとすぐ停電が起こってしまうんです。停電がおこるとPCもネットも使えません。移住して初めての台風だったこともあり、私自身もあれこれ不安でした。
相談すると、一緒に業務にあたるチームのみなさんが、すぐに私の担当分を分担してくださることになりました。初日からご迷惑をおかけしてしまったのですが、本当に心強いチームでした。その後も、困った時はメンバー間で助け合ったり、クラウド会議室でリアルタイムで相談したりと、実際には会ったことがないなんて嘘のようなチームワークが生まれていたと思います。リモートでも助け合って業務ができるということ、エスキャリアの他のメンバーの方々のスキルとホスピタリティーを実感した案件でした。
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-以前と比べて、田近さんの生活は劇的に変わったと思うのですが、島での生活について教えてください

電車がない、コンビニがない、車生活でほとんど歩かない(笑)など、生活する場所や環境はガラっと変わりましたが、私のスタイルはあまり変わっていないような気がしています。毎日、出勤して自分のタスクを整理するところから始まる朝は、東京にいたときから変わっていません。正直、もう少しのんびりできるかな?と思っていた自分が恥ずかしいぐらいです(笑)。

島に来てよかったなと思うときは、疲れたときに、空を眺めたり、海を眺めたりできるところですね。あと、周りの人たちとの距離がとても近いので、人とのやさしさに触れる機会も多く、心穏やかにいられる時間も増えたと思います。

-ご主人は今の田近さんのライフスタイルについてどうおっしゃっていますか?

主人は、島に来る前から、私の仕事については心配してくれていました。東京のキャリアウーマンが、島での仕事に満足できるのかと思っていたみたいです(笑)。なので、私のライフスタイルを全面的に応援してくれています。私の仕事を通して、主人も刺激を受けている部分もあるようで、うまく相乗効果を生み出してくれているように思います。

また、島の人は、家の畑仕事をしながら、勤めに出ていたり・・・と、複数の仕事を持っている人が多いので、その点はあまり驚かれません。“リモート”というところは、まだまだ身近でないので、少しづつでも日本中で増えていけばいいなと思います。

■これからの展望について

-これからチャレンジしてみたいことはありますか?

はい。私は、女性が地方でも自身のキャリアを活かし、成長できる、そんな日本になればいいなと思っています。そのために、まずは自分がこの与論島で成果を出していきたいです。離島・地方・海外などに移住するときに、自分のキャリアを諦めないことが当たり前になっていってほしいです。

-田近さんが、キャリアを築いていく上で大切にしていることは何ですか?

まだまだ自分のキャリアは成長段階だと思っています。まずは、全力でチャレンジしてその都度、自分はどのように貢献できたか、どういった点で成長できたかを振り返るようにしています。2週間に1回、自分を褒める日(笑)を作って、その振り返りをするようにしています。そうして振り返ることによって、気づいたらキャリアが築かれている、というふうになればと思っています。

-離島でパラレルキャリアを歩まれている田近さん、最後に、ご覧の方へメッセージをお願いします!

ぜひ与論島に遊びに来てください!ご自身のキャリアに悩んでいる人も、海と自然に癒されますよ!
なんだか、かっこいいことばかり言いましたが、私もまだまだ成長段階で至らない部分もたくさんあります。そんな中、エスキャリアのみなさんを含め、周囲の人たちがその都度助けてくれています。どこに住んでも、この人の縁は本当にありがたく、嬉しいことだなぁと思っています。
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