キャリアコンサルティングを活用した助成金制度のご案内


女性向けのキャリアカウンセリングに注力しているエスキャリアですが、実は企業の社員様対象のキャリアコンサルティングも男女問わず実施しています。

今回は、採用や人材育成に力を入れたい中小企業様、ベンチャー企業を応援する様々な「助成金制度」のなかでも、キャリアコンサルティングを活用したものを取り上げ、そのメリットをご紹介します。

正規雇用者のキャリア形成を促進するために

■人材開発支援助成金

人材開発支援助成金(旧:キャリア形成促進助成金)は、「雇用する労働者のキャリア形成を効果的に促進するため、職務に関連した専門的な知識及び技能の普及に対して助成する制度」です。社会環境の変化に対応し永続的に発展・成長していくために、人材育成を重視し、個々の従業員の職業能力やモチベーションを高め生産性を向上させる取り組みを行おうとする企業を、国が積極的に支援しています。

■セルフ・キャリアドック制度

人材開発支援助成金制度の1つである<セルフ・キャリアドッグ制度>とは、従業員のキャリア形成における「気づき」を支援するため、従業員に対して、年齢、就業年数、役職等の節目において定期的にキャリアコンサルティングを受ける機会を企業が提供する仕組みのことです。
従業員が自分自身でキャリアプランを考えていくにあたり、キャリア上の悩みの解消や課題の整理、経験の棚卸しや強みを確認する機会=キャリアコンサルティングの機会を企業が定期的に提供することで、仕事の生産性アップやモチベーションアップ、定着支援につなげていくものです。

一定の要件を満たしたセルフ・キャリアドッグ制度を実施した企業には、助成金が支給されます。助成額は中小企業は50万円、中小企業以外は25万円で、中小企業の定義も業界別に資本金の額や従業員数で定められています。また最低適用人数も従業員数(被保険者数)ごとに決まっています。

キャリアコンサルティングを実施するタイミングは様々ですが、採用直後、人事異動や昇格のタイミング、キャリアの節目(入社5年目、10年目など)、育休からの復帰時などに合わせて行うと大変効果的です。

人材開発支援助成金制度の詳細はこちら
人材開発支援助成金活用マニュアル

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非正規雇用者のキャリアアップを目指すために

■キャリアアップ助成金

キャリア形成助成金が正規雇用者向けのものであるのに対し、キャリアアップ助成金は、「有期契約労働者、短時間労働者、派遣労働者といった、いわゆる非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップなどを促進するため、正社員化、人材育成、処遇改善などの取組を実施した事業主に対して助成する制度」です。アルバイトや契約社員を正社員に登用し、主戦力として育成していきたい企業を応援するために支給される助成金です。

■人材育成コース

キャリアアップ助成金制度の1つである<人材育成コース>は、これまで職業訓練の機会に恵まれなかった非正規雇用者に対し職業訓練を行うことにより、スキルアップを図り、正規雇用への転換を目指すものです。
職業訓練前のキャリアコンサルティングが義務付けられており、キャリアコンサルティングを通して訓練の必要性を判断するとともに、今後の仕事への意欲を高める狙いがあります。人材育成コースの助成は、賃金助成(中小企業は1人1時間あたり800円)と経費助成(中小企業はOff-JTの訓練時間数によって1人あたり10~30万円)の2つで構成されており、訓練中の受講者の賃金と訓練の受講費用ともに助成されます。

キャリアアップ助成金の詳細はこちら
キャリアアップ助成金パンフレット

これらの助成金関連の制度は種類も様々で、適用要件も詳細に定義され複雑であるため、多くの場合、社会保険労務士が申請手続きを行っています。エスキャリアには、企業様や社会保険労務士の方から、キャリアコンサルティング実施のご依頼をお寄せいただいています。

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キャリアコンサルティングの内容

いずれの制度も、キャリアコンサルティング国家資格保有者(ジョブ・カード作成アドバイザー資格保有)による、ジョブ・カードを用いたキャリアコンサルティングの実施が義務付けられています。

1.ご本人が事前にジョブ・カードを記入

まず、対象者が事前にジョブ・カードに必要事項を記入します。ジョブ・カードとは「生涯を通じたキャリア・プランニング及び職業能力証明の機能を担うツール」と定義されていますが、(参照:ジョブ・カード制度総合サイト)平たく言うと「自分は何を経験してきて何ができるのか、そして今後はどうしていきたいのか」を記入する書類です。

キャリアコンサルティングで主に使用するジョブ・カードは以下の4種類です。
-キャリアプラン(目標とする職業・職務・働き方、向上・習得すべき能力等、必要な職業能力開発等について記入)
-職務経歴(これまでの職歴、そこで得られたこと・学んだことを記入)
-免許・資格(取得した免許、資格を記入)
-学習歴・訓練歴(これまでの研修や職業訓練を記入)

まず自分で書き出してみるだけでも、多くの気づきや学びが得られますが、その後はプロフェッショナルの出番です。

2.キャリアコンサルティングの実施

大体1人1時間程度で実施します。場所は企業内の会議室、近隣のカフェなど、プライバシーが配慮され落ち着いて話ができる場所を選びます。

対象者が記入してきたジョブ・カードをもとに、これまでどんな経験をしてどんなことを学んできたのか、どんな訓練を受けて資格を取得してきたのかなど経験の棚卸を丁寧に行います。対象者が自覚していない学びや知識・スキルがあれば追記していき、話の中で見えてきた対象者の強みや課題についてもフィードバックしていきます。
また今後の課題やキャリアイメージについて対話を通して深めていきます。もし現在悩んでいることがあればその相談にも適宜応じます。
最後にキャリアコンサルタントからのコメントをジョブ・カードに記入し対象者にお返しして終了です。ジョブ・カードは個人情報ですので、対象者が自分で大切に保管します。

3.経営者へのご報告(任意)

実施後は、守秘義務に触れない範囲でキャリアコンサルティングの内容を経営者へレポートします。どんなことを伺ったか、どんなアドバイスを行ったかなどの実施内容の報告と、それに加えてキャリアコンサルタントが気づいたことを所感としてご報告します。例えば1社で複数人実施すると、共通する経営課題が見えてきたりもしますので、そのように浮き彫りになった人材育成や組織上の課題をフィードバックします。

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企業内キャリアコンサルティング実施のメリット

経営者にとって、従業員にキャリアコンサルティングを実施することは、助成金の支給という面以外にどんなメリットがあるのでしょうか?

■従業員の定着支援をサポート

キャリアコンサルタントというとどうしても「就職」や「転職」のイメージが強いですが、本来の活動範囲はもっと広く、企業内の人材が活躍できるよう支えていく役割も負っています。企業内でのカウンセリングでは「個人の視点」と「会社の視点」と両方の視点をもって「社員が自身の力を十分に発揮して、会社の中で継続的に活躍するためにはどうしたらいいか」を真剣に考えていきます。躓いているポイントがあれば乗り越えられるようサポートし、社内で長く活躍できるように支援していきます。

■キャリアの専門家からのアドバイス

キャリアコンサルタントはキャリアの専門家です。キャリアに関する知見も深く、経験も豊富です。エスキャリアのコンサルタントを例にとっても、企業内人事の経験豊富な採用・人材育成のエキスパートであり、個人視点だけではなく企業視点を持ち合わせている上に、キャリアに関連する学問を修めキャリアコンサルティングの国家資格を取得しています。
相談業務を通して、様々な業種・職種の個人と、その方のキャリアと真剣に向き合っているからこそ、客観的な視点で対象者のキャリアや成長を捉え、最適なアドバイスができるといえます。

■第三者という立ち位置からの視点

キャリア上の悩みは、社内の人には相談しにくいものです。「上司にこんなことを聞いたら評価が下がるのではないか」などの心配もあり、本音で話ができなかったりもします。外部の人であるからこそ聞ける悩み、支援できることも多くあるでしょう。また企業にとっても、数多くの人材と向き合ってきたコンサルタントだからこそ気付ける人材育成上の課題を認識できるチャンスでもあります。どうしても社内の人間に対しては主観が入ってしまいますので、第三者の客観的な視点で会社、社員を捉えることは大変有用です。

■会社への所属意識アップ

これまであまり人材育成に投資をしてこなかった、できなかった企業様においては、特にこういった制度を導入することで従業員の所属意識が高まる効果も見込めます。教育を通して従業員を大切に思っていることが伝わり、会社のために組織のためにより一層頑張ろうという意欲も高まるといえます。

「助成金を活用した人材育成施策」にご関心のある方はぜひお問合せください。社労士のご紹介をはじめ、制度導入・実施のお手伝いをさせていただきます。

◆助成金活用キャリアコンサルティングの導入事例:株式会社ヘキサゴン様
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