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組織のなかでの「キャリア」をどう考える?


こんにちは。エスキャリアの土屋です。
私たちのオフィスがある神宮前は、12月も下旬に入り寒さが増した空にクリスマスを彩るイルミネーションが輝いています。

私たちエスキャリアも、令和元年5月に神宮前にオフィス移転をして、これまでのキャリア支援という文脈での「採用」「教育」面のご支援だけでなく、「組織創り」や「評価制度設計」、「風土改革」など新しいチャレンジをクライアント様と共に積み重ねることができた1年でした。

特に、私自身はクライアント企業の従業員様向けにキャリアカウンセリングをする機会を多くいただきました。ほとんどの方が初めて「キャリアカウンセリング」を受ける方だったこともあり、いろいろな感想をいただきました。

そのなかでも、よくお聞きした「目からウロコだった」感想が以下の3つでした。

・ 目標設定はざっくりでよい?!
・キャリアは偶然の産物?!
・問題解決はしなくていい?!

これだけ見ると、通常の真逆を言っているようにも思えるのですが、どういうことかそれぞれお伝えさせてください。

目標設定はざっくりでよい?!

自分自身がどうなりたいのか、3年後5年後の状態を
具体的に明確に描いておく必要が必ずしもある訳ではないということです。

変化のスピードが早く、先読みしにくいこれからの時代においては、どんな人になっていきたいかと抽象的でざっくり、大枠のイメージでよく、大きな方向性はぶらさずに、あとは、変化していく社内外の環境に合わせて柔軟に『考え続け、選択し続ける』ほうが、エネルギーが注ぎやすい目標になります。

キャリアの捉え方を「山登り」スタイルから、「川下り」もしくは「波乗り」スタイル
というイメージに変えておいた方が、これからの時代にフィットします。

こうした捉え方の変化は「目標は一度細かく決めたら、絶対ぶらさず達成!」という概念を持っていた方にとっては「目からウロコ」なんだそうです。

キャリアは偶然の産物?!

キャリアカウンセラーの間で最も支持されている『プランドハプンスタンス』という理論があります。

キャリアの8割は偶然の出会いやきっかけによって引き起こされる、というニュアンスを含むものですが、これには誰しもが「振り返ってみると確かに…」と、経験から納得されることが多い理論です。

今の自分だけの視点で、自分のキャリア目標を決めてしまうのは視野が狭い可能性があります。周囲の力を借りたり、意見を聴いたり、そして何より柔軟に組織環境に合わせて最適な選択をし続けたりすることで、きっと肩の力を抜いて前向きに取り組めます。

好奇心、楽観性、継続性、柔軟性、冒険心、という5つのスタンスを大切に、来る波をよく見て「波のりキャリア設計」のご提案にも、心が楽になったという声もよくいただきます。

問題解決はしなくていい?!

人は「振返りをしてみましょう」というと、つい「出来なかったこと」、つまり「問題」に目が向いてしまうものです。

もちろん「問題」や「課題」を認識して取り組むことも必要ですが、「自分自身の強みにフォーカスして、それを磨く」という意識も意図的に持った方が、力を抜き、自分らしい仕事の成果に繋がる可能性が高くなります。

〜以下は、実際にキャリアカウンセリングを受けた方々からの気付きから抜粋しました~

『キャリアというものは明確な目標を目指して、強い心で突き進みもぎ取る事で築き上げられるものだと考えておりました。土屋様がおっしゃっていた山登りのイメージに近いものですね。』

『もちろん、山登りのようなキャリア形成もあるとは思いますが、川下りの様に一見地に足がついていない様に感じられるものでも、主体的に決断する事でキャリアアップにつながっていくものだと言うことを知りました。』

『私はできない事を克服していく事ばかりを考えておりましたが、本来持っている強みを更に活かす事も大事なのだという事を知りました。人間は欲しいものばかりに目が向いて、既に持っているものにはあまり意識がいかないのかもしれないですね。』

このようにキャリアの考え方、捉え方ひとつで、組織内でもより自分らしく力強いキャリアをデザインし、目標を設定することが可能になっていきます。

より一層、個々人のチカラが重要になっていくこれからの時代に、組織の一人ひとりの声を聴くキャリアカウンセリングも是非ご検討ください。

2020年も、個々人のチカラや可能性を最大限引き出すサポートをしてまいります!


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