エスキャリアの女性対象有料カウンセリングサービス「マイ・カウンセラー」のご利用者へ、インタビューを行いました。ご利用のきかっけからその後のご自身の変化、エスキャリアへの期待など、ざっくばらんにお話いただきました。
■名前:村上好さん
任意団体「まなびのば」代表
会社員として2社で20年以上勤務する中で、3人の子どもの子育てやPTA役員活動などを通し、子どもの学びへの意欲を高める必要性に気付く。2015年、「地域に本質的な学習の場を」をテーマに、任意団体「まなびのば」を設立。地域の商店街や様々な団体と協働で、子どもの知的探究心を揺さぶり、学びへの意欲を育むためのユニークなワークショップ・イベントを開催。各種メディアにも注目されている。
■キャリアの方向性に悩み、行動する中で出会う
-キャリアカウンセリングをご利用いただいたきっかけを教えていただけますか?
私は、育児を理由に一度退職した企業に、2014年に再入社しました。企業活動を通して地域社会に貢献したいという想いがあり、ちょうど子育てが少し落ち着いてきたタイミングで、ここでなら実現できるかもと思ったからです。
ただ、フルタイムで働く中で、自分の思い描くサービスがなかなか実現しないこと、決済権のあるポジションに就くまでにも相当な道のりがあることを自覚しました。ビジネススキルにも課題を感じたので、ママ向けのビジネススクールに通ったんです。
そこでの学びや人との出会いを通して、色々な気付きがありまして…卒業後、組織内でのキャリアアップを目指すのではなく、自分で事業を始めることを決断しました。そのスクールでメンターを務めていたのが、エスキャリアの岡本さんだったんです。
そもそも、退職して自分で事業をはじめようと思ったのも、岡本さんに「村上さんは社会起業家タイプだから、ご自分でされてみては?」と言われたのがきっかけです。それまで全く思いもしなかったことで、そんな選択肢があるのか!と驚きました。そして、お話する中で、この方になら色々と相談したい、と思いました。親身になって相談に乗ってくれる、伴走してくれると思ったのと、あとはお人柄ですかね(笑)。
■カウンセリングを受けてみての感想
-これまでに3回ご利用いただいていますが、いかがでしたか?
とにかく、「プロだな~~!!」と思いましたね。自分自身ではできないレベルで、自分のことを深く知ることが出来ました。意外と自分のことって、よく分かっていないんですよね。プロの目で見てもらったことで、自分はこれから何を目標にしていけば良いかがわかりました。そして自分の決めた目標を実現するためには、具体的に何をすれば良いかもクリアになりましたね。
私は、先に述べたようにキャリアの方向性の悩みと、あとは子育ての悩みも抱えていました。子育ての悩み・経験が、自分が社会で実現したいことに直結しているので、切り離せないんですね。なので、その両方を一度に相談できるキャリアカウンセリングというのは、とてもありがたかったです。
特に子育ての悩みは、ママ友や家族に話してもすっきりせず、またあまり誰それにでも言える類のものでもなかったので、とても悩んでいました。岡本さんは、元々発達心理学がご専門なので、安心して相談でき、専門的なアドバイスをいただけました。
また、サロンの雰囲気がすごくよいですね!私はソファではなくラグに座って話したんですが、それがとても寛げました。自宅にいるようなリラックス感の中で、心のうちを表現できたのはとても良かったです。
-以前にもカウンセリングを経験されたことがあるそうですね。
はい、これまでに何人ものカウンセラーに会ったことがあるのですが、正直、「何でも聞いてくれるけど、ふんふん言ってくれるだけの人」という印象だったんです。傾聴してくれるけど、具体的なアドバイスはくれない。「で?」という感じで、悶々とした経験があります。
私には、専門家の具体的なアドバイスが必要だったので、マイ・カウンセラーのカウンセリングはドンピシャでした。キャリア面と心理面の両方から支え、道筋を立てていただけました。
■想いを形に、駆け抜ける毎日
-カウンセリングをご利用いただいた後、村上さんにどんな変化がありましたか?
それはもう、驚くほどの変化です(笑)。
実は最初にカウンセリングを受けた時は、自分自身と当時の仕事にギャップを感じ、ストレスから体調を崩していたんです。カウンセリングをきっかけに行動を起こし、前職を退職。「まなびのば」を立ち上げ、活動をスタートするとともに、複数のNPOや団体の活動もお手伝いしています。今は本当に毎日忙しいですが充実しています。
子育ての悩みはゼロにはなりませんが、今は3人の子どもたちがそれぞれ自分の「好き」を見つけて頑張っています。その姿を見ると、本当に嬉しいですね。
-どんな想いで「まなびのば」を立ち上げられたのですか?
一言で言うと、「起業家精神」を持った子どもを育てたいからです。
私は、自分の子どもの学校適応で悩んだことがきっかけで、またPTAの役員活動を通して、教育や社会のことを真剣に考えるようになりました。子どもが学校の勉強を楽しくないと言う。どうしたら楽しくなるだろうか?
それにはきっと、子どもが小さいうちから、ナナメの関係の(親や先生ではない)大人、すなわち社会とのつながりの中で、色々なことに「なんで?」という疑問を持ち、「知りたい!」という知的好奇心や意欲が湧くこと。それが必要なのではないかと。
「知識」は与えられるけど、「意欲」は与えられません。自ら意欲的に学ぶ子どもは、大人になった時、自分の情熱を軸に会社や組織を選び、会社を動かしていく、自分で仕事を作っていくことでしょう。実際に起業する・しないは別として、とにかく今の子どもたちにはそういう気持ちをもった大人になってほしい。子どもの時代にナナメの関係の大人と触れ合うことで、大人になることが楽しみになり、夢を持ってくれるようになるのではないかと思っています。
一方で、私の住んでいる街の商店街はシャッター街化しています。これをどうにかしたいと思い、子どもと地域を掛け合わせることを思いつきました。商店街の人って、すごく面白いんですよ。「まなびのば」の活動を通して、以前は挨拶もしなかった人とどんどん仲良くなり、お年寄りが元気になっていっています。お年寄りからのお説教ではないアドバイスや、子どもに向ける地域の目が本当にありがたいです。
-今後の村上さんの活動予定を教えて下さい。
色々なイベントを企画中ですが、今言える範囲では、Tシャツ制作✕クラウドファンディング✕商店街活性、子ども✕経営学✕お店運営、子ども✕米作り、などですね。「まなびのば」は社会の縮小版として、色々な物事に対し、トライアンドエラーを子どもたちが実際にやっていくことを大切にしています。
また、その他にも色々なNPOや団体のメンバーとしても活動しており、特に児童養護施設や就労困難者支援事業のサポートに力を入れています。日々勉強で、自分自身もっと学びを深めたいと思っています。
■最後に、マイ・カウンセラーへのご要望や期待を教えてください。
ぜひお願いしたいのは、定期コースの設定です。◯ヶ月以内に◯回利用できる、というような。何かに思い悩んでから利用するのではなく、体のメンテナンスのように、キャリアや心も定期的にプロにメンテナンスしていただき、自分のマイルストーンにしたいと思っています。
キャリアの棚卸しや自分自身のケアは、なかなかやらないけれど、絶対必要なことです。ぜひ皆さんに受けてもらいたいですね。私も忙しすぎてここのところ行けていないんですけど、近日また利用させていただきます(笑)。これからもよろしくお願いします!
■マイ・カウンセラー(有料キャリアカウンセリング):詳細
■取材日:2016年4月16日