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【育休コラムスタート!】復帰後、笑顔で働くために、おすすめしたい育休中の過ごし方


エスキャリアの有料キャリア相談サービス「マイ・カウンセラー」は、これまで様々な女性にご利用いただいておりますが、カスタマーの3割は実は「育休中」の女性です。

「育休中でもこんなに子育ては大変。なのに復帰後、仕事と家庭を両立できる?どちらも中途半端になってしまいそう」
「夫も多忙で頼れる身内もおらず、ワンオペ育児は確定。仕事のやりがいは捨てて、育児優先の働き方に変えた方がいい?」
「子どもを預けて働く以上は、子どもに誇れる仕事をしたい。でも、これといった強みもないし、今後どうしていけば・・・」
「1人目の育休復帰後、仕事も家事育児も頑張りすぎて、体を壊した。2人目育休中の今、ああならないために、何ができる?」

こういった相談が日々寄せられ、お一人お一人の心の声に、キャリアカウンセラーが真摯に対応させていただいていますが、特に妊娠前に仕事にしっかり取り組んできた「頑張り屋」の女性ほど、こういった悩みで苦しんでおられる傾向が強いと感じています。

育休という、大切な赤ちゃんの成長を間近で一番味わえる、貴重で幸せな時間。でも、ママたちは、形の見えない不安や、誰に相談したらよいかわからないモヤモヤを抱えています。 育休期間を、前向きな気持ちで過ごしていただきたい。そして、復帰後に「こんなはずじゃなかった」「どうしてこんなに辛いんだろう」と追い詰められないでほしい。そんな思いから、エスキャリアでは今後、「育休中の女性のキャリア(人生)」にフォーカスしたコラムを、お届けしてまいります。

イキイキ働くワーママが育休中にしていたことって?

エスキャリアがこれまで多くの女性をご支援する中で、職場復帰後に「自分らしく」「前向きに」仕事や子育てをされている女性の共通点が見えてきました。それは、産休前~育休中に、この5つのアクションを取っていたということです。

①「制度や手当」を知る 
②「産後の心身」をケアする
③「はたらく」を考える 
④「チーム我が家」を作る 
⑤「復職のリハーサル」をする

①「制度や手当」を知る

これは、産休に入る前にきちんと把握しておくことが必要かつ重要ですが、「いつどんなお金がもらえるのか」「自分が条件に該当するのか」など、具体的に知ることで、産育休中の生活の見通しを立て、不安を解消しておられました。
子育て支援の制度は年々変わり、第一子の時と第二子の時で違うということも実際にありますし、「知らないと損をする」制度もありますので、しっかり最新の知識を持っておくことで、安心して産育休に入ることができますね。

②「産後の心身」をケアする

産後、意外な盲点になってしまうのが、「自分の心身のケア」です。出産で満身創痍になった体を労わる暇もなく、睡眠不足の中頑張る新米ママ。産後うつや産後クライシスなんて私には関係ない、と思っていても、弱った体で慣れない育児を必死にしているうちに、心身の不調を引き起こす女性は実は少なくありません。
産後の心身をしっかりケアした方は、育児と仕事を頑張れるだけの体力を取り戻し、復職後の慣れない生活の中でも、前向きに過ごされていました。

③「はたらく」を考える

産後のダメージを受けた心身が回復してきたら、「自分は何のためにはたらくのか」「私にとって仕事とはなにか」を見つめ直すいいタイミング。これまでの自分のキャリアを、少し立ち止まって振り返ることができるのもこの時期です。忙しく働いていた頃は見えなかったものが見えてきたり、子どもを持ったからこそ叶えたい夢も出てきたり。一方で、仕事から離れているうちに、自分の強みが分からなくなってしまったり、不安が募ったり…多くの方が、そんなご自分としっかり向き合われていました。 
我が子が自立する頃、私は何をしているだろう、どんな風に過ごしているだろう・・・そんな長期的なキャリアについても、育休中だからこそ考えたい。この時期に復帰後のキャリアイメージを描き、キャリアにまつわる不安を解消していきたいですね。

④「チーム我が家」を作る

「チーム我が家(Team wagaya)」とは、NPO法人ファザーリング・ジャパンが提唱されている概念で、

夫婦のどちらか一人だけ、または夫婦二人だけで子育てをするのではなく、民間サービス及び行政サービス、家電、テクノロジー、じいじ&ばあば、地域のパパ友&ママ友等、家族が持っているリソース(資源)と連携した子育て

のことです。
働きながら、家事育児をすべてママ一人、あるいは夫婦だけで頑張っているご家庭は多いですが、抱え込みすぎると疲弊してしまいます。 そうならないために、「チーム我が家」のチームメンバーとなり得るリソースを、育休中に洗い出し、「チーム形成」をしておくのが大変おすすめです。民間サービス、行政サービス、家電、テクノロジー、じいじ&ばあば、地域のパパ友&ママ友等、あらゆるリソースと連携してチームで子育てをしていくことは、子どもの成長にもパートナーシップにも良い影響があると言われています。 今の日本で働きながら子どもを幸せに育てていくために、「チーム我が家」という考え方を知り、実践していきたいですね。

⑤「復職のリハーサル」をする

ここまで来たら、最後は、職場復帰の練習です。最近は、いきなり本番!ではなく、徐々に復帰に向けて生活を慣らしていく方が増えています。
子ども中心の生活リズムから仕事のリズムに整えていく、一時保育などを利用して「日中別々に過ごす」練習をする、職場に子どもを連れて挨拶に行く、保育園の送迎~通勤をリハーサルする、時短料理の練習をする、もしもの場合の病児保育や避難場所を確認する、など。備えあれば、不安も減っていきます。
この期に夫婦の家事育児の役割分担を決めたり、シュミレーションをしていくことも、サステイナブルな復職後の生活のためには、とても大切ですね。

大切なのは、育児も仕事も「自分らしく」楽しめること

職場復帰後の生活を「大変だけど、楽しい」「充実している」と感じている方は、これらの5つのアクションを上手にとられている、と私たちは常日頃感じています。

ただ、ここでご紹介したことも、「~をしなければいけない」と肩に力を入れて臨むのではなく、自分の思い描く将来のキャリア(人生)に、笑顔の自分や家族の姿が思い浮かぶ、そのためのステップとして捉えていただきたいと思います。

育休という、人生で何度も体験できない貴重な時期を充実して過ごし、笑顔で職場復帰するために。産休前~育休中の女性のキャリアに役立つ、ホッと一息つけるような情報を、今後順次掲載してまいります。ぜひご期待ください!


■エスキャリアではこれまでに、様々な団体とコラボレーションし、育休中・職場復帰後の女性のキャリア支援に注力しています。

<過去に開催したイベント>夫婦参加型ワークショップ(共催:NPO法人ファザーリング・ジャパン/NPO法人マドレボニータ)復帰後ママ向けワークショップ(共催:NPO法人マドレボニータ)仕事復帰前に自分を見つめなおすイベント(共催:NPO法人サービスグラント)

■プロのキャリアコンサルタントが、育休中の女性特有の悩みにしっかりお応えします。有料キャリア相談サービス「マイ・カウンセラー」


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