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育休中の過ごし方~自分自身のためにも使ってみませんか?~


育児休業期間を、あなたはどうやって過ごしますか?
育休は、生まれた子どもと一緒に過ごし、育児に専念できるとても貴重な時間。でも、復職後は仕事・家事・育児と分刻みでフル稼働になるママにとって、実は自分のために使える数少ない時間でもあります。今回は、育休中に子どもと一緒に出かけられる「ママのための場所」について、いくつかご紹介したいと思います。

産後の体をケアし、体力と言葉を取り戻す

■NPO法人マドレボニータ

「子育ての導入期」という最も不安定な時期にある女性の心と身体の健康をサポートしているのが、NPO法人マドレボニータです。

madore出産は命がけの大仕事。出産で女性は、体の内側に全治3か月相当のダメージを受けると言われていますが、そこから休む間もなく、24時間体制の子育てに突入します。弱った体で育児の不安やストレスと向き合いながら「孤育て」を行ううちに「産後うつ」「産後クライシス」を経験するご夫婦も少なくありません。

産後ケアに取り組むNPO法人マドレボニータが、全国13都道県60か所で展開している「産後ケア教室」では、バランスボールを使った有酸素運動で体力・筋力を取り戻し、その後のシェアリングで「大人の言葉」を取り戻し、最後は自宅でもできるセルフケアを学びます。

「抱っこに必要なのは、気合ではなく筋力です!」というインストラクターの衝撃的なセリフ(!)でスタートする産後クラスは、週1日/全4回のレッスンの中で、弱った体だけではなく、産後女性の心のメンテナンスも段階的に行っていきます。シェアリングは、「◯◯ちゃんのママ」ではなく、1人の「私」としての産後に向き合う時間。人生、仕事、パートナーシップなど、夫にもママ友にも気軽には話せないテーマを、同じ「産後の友」と深めていきます。

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生後2ヵ月~6か月のお子さんと一緒に参加できるので、育児に少し慣れてきた頃の子連れ外出の最初の一歩として、また自分の心身を取り戻す場所として、大変おすすめです。赤ちゃんを抱っこしながらバランスボールで弾み、汗を拭きながら言葉を紡ぐうちに、体も心も軽くなってくるのを感じることでしょう。

育休中に知識やスキルのインプットを

■東京ワーキングママ大学

体と心が安定してきたら、次はビジネスに必要な知識やスキルを身に着けるのもおすすめです。

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一般財団法人日本ワーキングママ協会主催の東京ワーキングママ大学は、セカンドキャリアを目指すママの挑戦を支援する、子連れで参加できる実践重視のビジネススクールです。

ビジネススクールは平日夜間や土日の開催が多く、小さい子どものいる女性は通いづらいもの。そこで東京ワーキングママ大学では、「子どもと一緒に会場に来て、ママも子どもも一緒に学ぶ」というスタイルをとっています。ママが勉強している時、子どもたちは別室でキッズプログラムを受けられます。子どもたちも楽しく遊んだり学んだりできるのが嬉しいですね(6か月以下の赤ちゃんは同伴で受講できます)。

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「オープンカレッジ」では、著名な講師陣による「ビジネス」「ライフ」「マネー」などの講義を1日単位で学ぶことが出来ます。子育て、仕事と育児の両立、パートナーシップ、リーダーシップなど、育休中だからこそ知りたい・学びたいコンテンツが気軽に受けられます。

もっと本格的に学びたい人は、通学型の「ウーマンリーダーコース」がおすすめです。子育てしながら管理職を目指すママや、働き方の制約がある中でしっかり成果を出したいママのための、3ヶ月間/全6回の通学コースです。ビジネススキルアップ講座やロールモデル女性による講演だけでなく、NPO法人の経営課題に対する提案作成に取り組む「リアルプロジェクトワーク」など、短期間でスキルアップするための実践的な内容になっています。

実際に卒業生からは管理職ママも生まれており、また子育てや仕事の合間を縫って3か月間一緒にワークに取り組んだ同窓生とも、仕事づきあいでも単なるママ友でもない仲間としての継続的なつながりが続いているそうです。

知識やスキルをアウトプットし、復帰後の実践に備える

■ママボノ

体も心も整い、知識・スキルも身につけたら、今度は復帰後に備えた実践的なウォーミングアップをしていきましょう。

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NPO法人サービスグラント主催のママボノは、復職を目指すママたちがそれぞれの知識やスキルを発揮して社会貢献するプロボノ活動の場です。

プロボノとは、社会的な問題解決やニーズに応えるために、今自分に出来ることを活かして支援するボランティア活動です。ママボノでは、ママならではの視点を求めるNPO法人に対して、約2~3ヶ月のプロジェクト活動を経て、具体的な提案や成果物の提供を行います。復職に向けたウォーミングアップと同時に社会貢献ができるとママたちからも好評ですが、支援を受けたNPOからもアウトプットについて「これまでにない視点をもらった」「具体的に施策に反映していきたい」など高い評価を得られるのも、やりがいにつながっています。
プロジェクト中は、メール、スカイプでのコミュニケーション、対面でのミーティング、プレゼンテーションなどを行うので、仕事の感覚を取り戻すのに最適ですし、子育てと仕事の両立をシミュレーションすることもできます。もちろん子連れ参加可なので、無理なく参加することができます。

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このように色々な学びのインプットだけで終わらせず、ママボノなどを通じてアウトプットまで経験することで学んだことが活きた知識となり、実際に使えることが確認できるので、ママたちの自信につながります。ママボノに参加した人達からは、仕事のやりがいや面白さも蘇り、復帰に向けて前向きな気持ちになれるという声もありました。

復帰前にキャリアの棚卸しをし、これからを考える

■女性向けキャリアカウンセリング<マイ・カウンセラー>

育休終盤になってきたら、一度立ち止まってこれまでのご自身のキャリアや子育てを振り返り、今後どんなキャリアを描いていくか考える時間をとってみてはいかがでしょうか。
育児の中で気づいたこと、育休中に興味関心が芽生えたこと等を、ご自身のキャリアにどうつなげていくのか。仕事から一度離れたからこそ見えてくるものもたくさんあるはずです。

復職後は、日々の仕事や家事育児に追われて、ゆっくり自分を見つめなおす時間をとるのが難しくなります。復帰前にこれまでのキャリア、自分の興味関心、強みに真摯に向き合い、子どもと共にこれからのキャリアをどう築いていくのか、どんな人生を歩んでいきたいのかを、一度プロの力を借りて考えてみるのもいいかもしれません。
キャリアカウンセリングを受けることで、短期的だけではなく長期的なキャリアビジョンが描け、子育てと仕事の両立やパートナーシップなど、復帰にあたっての不安を解消し、前向きな気持ちになれることと思います。

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限りある人生、時間や目の前のことに追われるばかりでなく、主体的に生きていきたいものですよね。普段忙しくてなかなか立ち止まれないママだからこそ、心の声に耳を傾け、寄り添う時間をぜひ、復帰前にとってみてください。

■女性向けキャリアカウンセリングサービス マイ・カウンセラー


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