育児休業から仕事復帰が見えてくると、ドキドキ・ソワソワしますよね。スムーズに職場復帰するために、いつ・何をすればいいのか。オススメスケジュールをお伝えします。
復帰3か月前にすること
①パパとの家事分担
②職場と連絡を取る
復帰1か月前にすること
①保育園の準備
②家事を時短化する
③“もしも”の時のバックアップ体制を作る
復帰3か月前にすること
①パパとの家事分担
育休中、家にいる時間が長くなったことで、家事負担がママに寄っている、なんてこと、ありませんか?もしそうなら、復帰後の家族の一日のスケジュールをイメージし、発生するタスクを洗い出してみましょう。そして、それぞれどちらが担当するか、話し合ってみてください。
ポイントは、できるだけタスクを細かく分けること、視覚化することです。
例えば、”洗濯”と一括りにせず、”洗濯機を回す”、”干す”、”取り込む”、”たたむ”、”しまう”に分けるのです。そうすると、誰がいつどこまでやるかが明確になります。
ママと比べて家事に不慣れなパパは、「洗濯しといて」と言われても、どこまでやればいいかわかりません。「『洗濯して』って言ったら、しまうまでやってよ!」とママは思うかもしれませんが、パパにとっては干すことがゴールになっているかもしれません。こうしたコミュニケーションロスを防ぐために、細分化されたタスクを2人で眺めて、分担を決めるのがオススメです。
視覚化には、タスクを表やリストにすることなどが有効です。筆者のおススメは、付箋にタスクを書き出し、壁やノートを夫・妻と分け、ペタペタ貼っていくやり方です。「視覚化してみると、こっちの負担が多いね」「このタスク、巻き取れるよ」などと会話が進み、交渉しやすいですよ!
早めに体制を作って復帰後を想定して実践してみると、ママだけでなく、パパも「これからは、家事にこのくらいパワーを割けばいいんだな」とわかるので、協力を求めやすくなるかもしれません。
②職場と連絡を取る
保育園入園が決まり、復帰時期の目処がつく前後に、職場と連絡を取りましょう。
ワーキングママが多い組織であれば、復帰までのフローが組まれていて、会社側から連絡が入るケースもあります。ですが、ワーキングママがあまり多くない、上司がワーキングママの働き方に不慣れ、といったケースもあります。会社側から連絡することを遠慮している場合もありますので、現状報告がてら、連絡してみましょう。育休に入る前の直属の上司や、人事部などに連絡すると良いですよ。
復帰の意志があること、住んでいる自治体の保育園の状況、お子さんの体調や様子(特別なケアや配慮が必要かどうか)などを伝えると、受け入れる会社側でも、復帰後の配属や任せる仕事内容の見通しがつきやすくなります。詳細は、面談などを通して決まることになると思いますが、現状や希望を伝えておくだけでも、スムーズな復帰に繋がります。
復帰1か月前にすること
①保育園の準備
保育園が決まったら、いよいよ入園準備です。
必要な物のリストは、保育園からもらえると思いますが、ギリギリになることもあるので、注意しましょう。買い揃えるだけでなく、縫物が必要な場合は時間が取られます。可能かどうかは園次第ですが、早めにもらえるようにお願いすると良いと思います。
園によって、方針や持ち物は様々です。我が家では一度転園を経験しましたが、求められる持ち物やルールなど、細かい部分でこんなに違うのか!と驚きました。例えば、食事をする時のエプロン一つとっても、スタイを使う園、タオルを縫ってエプロン状にしたものを使う園、スモックのような上半身全体を覆うものを使う園など、いろいろあります。
慣らし保育がある園では、預け時間が1時間からなど、短時間でお迎えに行かなくてはいけません。また、入園してすぐは体調を崩すお子さんがとても多く、保育園から呼び出しの電話がしょっちゅうかかってくる、と思っておいた方が良いと思います。そうした事情も踏まえ、具体的な復帰時期を決められると良いですね。
②家事を時短化する
職場復帰後は、子育てと仕事だけで手一杯になりがちです。一番手を抜けるのは、家事。どうしたら時短できるか、工夫しておくと良いと思います。
手っ取り早い時短化は、便利家電の活用です。我が家では、仕事復帰のタイミングでお掃除ロボットを購入しました。小さい子どもがいると、床の埃やゴミがとても気になるので、外出している間に掃除が済ませられるのは、大変ありがたくて重宝しています。最近引っ越してキッチンにスペースができたので、念願の食洗器を購入したところです。
平日の晩ごはんの準備を手早くするために、時間がある時におかずを作り置きする習慣もつきました。副菜を3~4品作っておけば、いろいろな組み合わせで5日間ほどもたせることができます。保存に向く食材や調理法、家族の好みの味などを鑑みて、いろいろ試しておくのがオススメですよ!
③“もしも”の時のバックアップ体制を作る
先ほども書きましたが、預け始めは特に、子どもの体調不良との戦いになります。個人差や病気の種類にもよりますが、子どもが熱を出したら、3~5日は保育園を休むこともざらです。1~2日なら休めても、それ以上となるとなかなか厳しい、という職場もあるでしょう。そういう時、両親が交代で看る以外の選択肢があると、とても助かります。病児保育サービスを使ったり、近隣のファミリーサポートを活用したり、祖父母や友人にお願いしたりなど、体制を整えておきましょう。
職場復帰は、あなたはもちろん、お子さん、パートナー、受け入れる職場の皆さんなど、みんなにとって挑戦となるかもしれません。大変な時、辛く感じる時もあると思いますが、お互い助け合い、みんなで成長していくという気持ちでいてくださいね。あなたは、一人ではありません。周りの人の力を借りながら、一歩一歩取り組んでいきましょう!
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