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今年のモヤモヤ、今年のうちに!


早いもので今年も残すところあと1か月になりました。
ついこの間新年が明けたばかりと思ったのに、気付けばもう年末…「今年も何もしないまま1年が終わってしまう…」と焦ったり、「今年こそと思っていたのに結局何もできなかった…」と後悔したりしている方も少なくないのではないでしょうか。

1年の計は・・・

昔から「1年の計は元旦にあり」と言います。

皆さんの中にも、「今年こそダイエットする!」、「今年こそTOEIC〇点を目指す!」など、新年にその年の目標を決めるかたもいらっしゃると思います。

実際、年明けはスポーツジムや英会話学校の入会が増えるという話も聞きますし、日本ほど新年を祝うイメージのないアメリカでもNew Year’s Resolutionと言って新年に目標を立てる習慣があるそうですから、新年はやはり何かを新たに心に誓ったり、目標を立てたりするのに適しているということなのでしょう。

しかしながら、実際に立てた目標を達成できるのはわずか1割程度と言う調査結果もあるようで、年末の足音が聞こえてくると冒頭のように焦ったり後悔したり、中には自己嫌悪に陥ったりする方もたくさんいらっしゃいます。

12月はモヤモヤのご相談が増加

私たちエスキャリアが運営するカウンセリングサービス(マイ・カウンセラー)も、年末にかけての今の時期は「今年も結局何も変わらなかった…」「来年もこのままでいいのだろうか…」という漠然とした焦りや不安を感じ、ご相談に来られる方が増えてきます。

マイ・カウンセラーには社内でのキャリアの築き方や転職に向けてのキャリアの棚おろしなど具体的なご相談で来られる方が多いですが、何か明確な相談事があるわけではなく、なんとなく自分のキャリアに不安がある、でもそれが何の不安なのか自分でも分からない、ただモヤモヤしているといった状態でご相談に来られる方も沢山いらっしゃいます。

家族や友人に不安やモヤモヤを話しても、「そんな悩み、誰でもみんな持っているよ」と真剣に話を聞いてもらえなかったり、「働きやすくて恵まれている環境なのに、悩むなんて贅沢だ」などと言われたりし、なかなか気持ちを分かってもらえないので第三者に話を聞いてもらいたいと言う方もいらっしゃいます。

マイ・カウンセラーでは、そういったご相談に対して、まずはご相談者の気持ちをじっくりと聞いた上で、
・自分は果たして社外で通じるのか、市場価値はあるのかに確信が持てずモヤモヤしているのか
・職場で正しく評価されていないことにモヤモヤしているのか、
・職場での行き詰まりを感じて、この先が不透明な事にモヤモヤしているのか
などそのモヤモヤがどこから来てるのか、何に起因しているのかなどをご相談者と一緒に探り、具体化しながら整理していきます。

そして原因が見えてきたら、その原因に応じて、これまでのキャリアの棚卸しや、強み・弱みの整理、中長期的なゴールの設定とそこに向けてのキャリアプランの構築、転職に向けての準備など必要なサポートを行います。

カウンセリングを持ち帰る

とは言え、1時間のカウンセリグではキャリアの棚卸しや強みの整理、レジュメアドバイスなど全てが十分にできるわけではありません。

カウンセラーはあくまでも、ご相談者が自分で次の一歩を進めるためのきっかけづくり、後押しをする役割のため、カウンセリング受けたあと、ご相談者自らがカウンセリングを振り返りながらその続きをやっていただくことになります。
が、実はこれがなかなか難しかったりします。

自分で自分を振り返ったり、ゴールに向けてキャリアプランを練ったり、転職に向けて情報収集したり、レジュメを作成したりするのは意外に時間と労力がかかります。そのため、日々の仕事に追われて結局カウンセリングを受けたあと何もできないまま気付けば時間が経過してしまったと、1年後に再度ご相談にいらっしゃる方もいらっしゃいます。

12月はカウンセリングに適した月

その点、12月は年末年始のまとまった休みがあるため、比較的時間に余裕があります。
もちろん、大掃除や年始の準備、帰省などで日常とは違った忙しさがあるとは思いますが、それでも普段に比べれば時間的な余裕はあります。帰省の移動時間などを有効に使うのも良いでしょう。

カウンセリングを振り返りながら、普段は考える時間のない自分のこれまでのキャリアを一から振り返って書き出してみる、そこから自分の強みを整理してみる、それらを職歴書に反映してみる等の時間にあてることで、モヤモヤは更に晴れ、新たな気持ちで新年をスタートできます。

もし、どこから取り組めばいいか分からなかったり、悩んだりすることがあれば、厚生労働省管轄の「ジョブカード」の様式の1つであるキャリア・プラン作成補助シートなどのサポートツールや、キャリアレインボーのワーク(参照コラム:育休中にできる「キャリアの棚卸し」。キャリアカウンセリングの現場でも使われる2つのワークをご紹介。)などを活用しながらやる事もお勧めです。

もちろん、自分でやってみて、また新たな不安や悩みが出てくることもあると思います。
そのような時は、年明けに再度カウンセラーにご相談いただくことも出来ます。

また、予め年明けのカウンセリングを予約し、休みの間に取り組んでいただいた課題を一緒に確認・整理することもできます。さらに、PDCAサイクルを回していくように年間を通してカウンセラーが伴走するなど定期的なカウンセリングのご利用もおすすめです。

まとめ

新たな年の幕開けの準備は、すでに年末から始まっています。

多くの企業では今年の年末年始は6連休、1月4日(金)を休めば9連休です。
ぜひ今のうちにカウンセリングを受け、新たな気持ちで新年を迎えると共に、年末年始のお休みを有意義に使って、新年のスタートダッシュを切ってみませんか?


この記事を書いた人

上杉麻里 さん
キャリアカウンセラー
大学卒業後、不動産会社の人事としてキャリアをスタート。以降、日系・外資系のコンサルティングファームや消費財等、多様な業界に勤務。30代前半に留学によりキャリアを中断、その後派遣や契約社員等を経て、30代半ばで管理職となるなど、様々な働き方や立場を経験。現在は、働く女性を中心としたキャリアカウンセリングや人事制度コンサル、研修等を行う。
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