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復職後の両立に不安を感じたら~もやっとした気持ちを逃さないで!~


新年度である4月は育休から復帰された方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。4月、5月と慣らし保育も終わり、完全復職後の生活にも少しずつ慣れてきている頃でしょうか。

育休中、子どもと長い時間を過ごした生活から、一変、仕事と子育ての両立で1日があっという間に過ぎ、夜は子どもと一緒に倒れるように寝る生活をされている方も多くいらっしゃるかと思います。

今回は、ワーキングママから悩みを聞く機会の多い筆者が、復職直後のママが陥りやすい悩みと解決への具体策をお伝えします。

お悩みその① 仕事も子育てもいっぱいいっぱいでどちらも中途半端な消化不良感を感じる。

育休中は子どもと向き合う時間を中心に過ごしてきた一方、復職をすると、1日の中心が仕事となります。朝、慌ただしく子どもを送り出し、夜も保育園の迎えから帰宅すると同時に、終わりがないほどの家事タスクが押し寄せてきて、子どもとゆっくり向き合いたくても、その余裕が持てない日も多くあるかと思います。

急な子どもの体調不良で出勤できないことも、最初のうちはよくあります。夫が育児に無関心、もしくは協力的であったとしても仕事を優先せざるを得ない状況だと子どもに関するトラブルは母親である自分が対応しなければならないという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

復職後も以前と同じようにやりたいと思う気持ちがある一方、時短勤務や保育園のお迎えとの兼ね合いで、常に限られた時間の中で仕事を行うため、もう少し時間があったら!という気持ちとのせめぎ合いもあると思います。

「自分のこだわりや、自分でなくてもいいものを整理してみる」

復職直後は、育休中の生活とのギャップでなかなかペースも掴みきれず、復職前に描いていたイメージ通りにならない葛藤もあると思います。すべて理想通りに進めることは無理と割り切りましょう。特に家事領域は、便利な家電や中食などを利用して、自分しかできないもの、自分ではなくてもできるものと整理してみると、少し余白が生まれるかもしれません。

ついつい全て自分で頑張りたいと思ってしまうところを、頑張らない領域を作り、それでできた時間をぜひ自分の時間に使ってください。見たかったドラマを見るとか、スマホを見るとか、ぼーっとするとか、何もしないという時間も大切です。

お悩みその② 夫との家事分担を巡り、喧嘩や不公平感を感じる機会が増えた

時短で復帰したものの、夫は今まで通りの仕事スタイルで、常に育児、家事の中心が母親に偏り、「自分ばっかり」という不平等感を感じますよね。平日は物理的に夫の協力が難しい場合もあるかと思います。

夫婦で理想的な家族像やどんな人生を歩んでいきたいかなどの話をしよう

まずは、夫婦で対話の時間を作ってみることをお勧めします。復職後は、会話も事務的な連絡のようになることも多々あります。今感じている思いを伝えることももちろん大切ですが、まずは、夫婦としてどんな家庭を作りたいか、自分のキャリアをどのように考えているかなど、相手の話も聞きながら、夫婦で共通の理想像を共有してみましょう。理想像を共有した上で、今の家事育児分担について、現状でできる改善案を話し合うことをお勧めします。

この共通の理想像の対話がないままいきなり分担の話し合いにしてしまうと、目の前の不公平感への対処にしかならず、未来に向けた解決策になりません。夫婦で話してみると、相手が「こんな風にキャリアを考えていたんだ!」、「子どもの教育についてこんな考えをもっていたんだ!」、「年に〇回は家族でこんな場所にいけるような生活にしよう」など、新たなお互いの気持ちにも気づくこともできます。

お悩みその③ 旧態依然の体質に対する職場への違和感が増した

こちらも復職後の女性からよく聞く悩みです。復帰してみると、無駄なく動く力や、調整力や、忍耐力など、育児を経験したからこそ、アップデートされた能力があることに気づく方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。旧態依然の働き方や、文化が強い会社であれば、周囲が変化していないとギャップを感じてしまうこともあるでしょう。

その気づいた気持ちをアクションに

自身が働きにくいと感じたということは、これから産休や復職する女性社員も同様の悩みを持つことが考えられます。企業はこれから働き方改革を進めていくことがより一層求められています。いきなりは難しくとも、その声を少しずつ伝えていきましょう。社内文化を変えたり、制度が新しくできたりと、皆さんが声を出すことで次の世代の働き方にも繋がります。

またもう一方で、自社の会社が合わないと感じた際は、復職後であっても新しい会社にチャレンジするという選択肢もあります。柔軟な働き方ができたり、ママであっても裁量を持って取り組めたりと、自分らしいキャリアを歩める可能性が広がります。

モヤモヤは貯めこまず、まずは口に出し、その後できること考えアクションをしてみましょう。どんな小さな一歩であっても、踏み出すことはとても大切です。

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