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保育園からの突然の呼び出し、どう仕事と両立する?



ゴールデンウイークが明けた今の時期は、大変だった4月の慣らし保育期間も終わり、子どもが本格的な保育園生活に突入した頃ではないしょうか。同時に、ワーキングママたちもいよいよ仕事復帰、という方が多いと思います。

涙涙のお別れがようやく一段落した、と、ホッと胸を撫でおろしたこの時期にやってくるのが、突然の呼び出しコール。原因は、熱、下痢、嘔吐、発疹などさまざまです。保育園は集団生活のため、子どもは頻繁に病気をもらうものです。まだ少し緊張のある保育園での生活による疲れなども、影響しているかもしれません。

「朝は元気だったのに・・・」と慌ててお迎えに向かうママの気持ちは、きっと複雑ですよね。なかなか思うように仕事が進まないもどかしさ、同僚や上司への申し訳なさ。何より、体調を崩してしまった子どもを心配し、「小さいうちから保育園に入れたからかしら・・・」と不安や自責の念に駆られることもあるでしょう。

今回は、そんな時どう対応すればいいのか、お伝えしたいと思います。

1.常に備えておこう

保育園生活が落ち着くまでは、バッグに保険証や医療証、母子手帳などを一式入れておくと便利です。出先から子どもを迎えに行き、いったん帰宅して必要なものをピックアップし、それから病院、となると、時間も手間もかかってしまいます。具合の悪いお子さんを一刻も早く病院に連れて行ってあげられるよう、備えておくことをオススメします。

また、誰が迎えに行くか、事前に相談しておきましょう。呼び出しコールは、保育園に申請した連絡先の順番でかかってきます。まずはママ、というご家庭が多いと思いますが、「今日はどうしても外せない会議がある」などの場合は、「今日もし呼び出しがあったら、パパお願いできる?」と先に根回ししておきましょう。

筆者の場合は、たまに出張があります。そういう時は、連絡帳に「本日母は出張で不在のため、何かあった場合は、父、祖母の順にご連絡ください」と申し送りするようにしています。

パパもママもすぐにはお迎えに行けない場合の選択肢を用意しておくことも、とても大切です。よほどの事態でない限り、保育園も「今すぐ来てもらわないと困ります!」ということではなく、ある程度は待ってくれると思います。そうは言っても、早くお迎えに行けるにこしたことはありません。

実家のサポートが受けられる場合は、祖父母に頼むのが安心ですよね。家族内でのフォローが難しければ、ファミリーサポートやベビーシッターを活用してはどうでしょうか。代わりに、病院や病児保育所に連れてってもらうことも可能です。

筆者の友人は、ご主人が単身赴任をしていた期間、2人の子どもをワンオペで見ながら仕事と家事をすることに限界を感じ、ファミリーサポートを活用していました。まずはご自分が家にいる週末に来てもらい、掃除や洗濯、料理などの家事をお願いすることから始めたようです。継続的に来てもらう中で、信頼関係ができたら、保育園の送り迎えをお願いしたり、家の鍵を渡して平日日中に料理を作っておいてもらったり、呼び出しコールにいち早く駆けつけてもらって、自分が帰宅するまでの間、家で見てもらったりしていたと聞きました。
子どもの病気などの大変な時は時に、両親だけで抱え込むのではなく、信頼できる他社の力を積極的に借りていくと良いですね。

ファミリーサポートやベビーシッターは、会社や個人によって対応内容はそれぞれ異なるので、事前の確認と登録は必ずしておきましょう。

2.上司や同僚への報連相をしっかりと

子どもの体調不良は、1日では済まないことがほとんど。特にインフルエンザなどの感染症の場合は、熱が下がっても一定期間登園できず、医師が発行する登園許可証が必要となります。そうなると、丸々1週間仕事を休まなくてはならない、という場合も出てきます。

早帰りさせてもらった上「しばらくお休みします」とは言い出しづらいですが、報連相は早い方がいいもの。「今日は早帰りさせていただき、ありがとうございました。病院に連れて行った結果、〇〇と診断されました。明日も保育園に行けない可能性が高いため、看病体制について夫と相談して、またご連絡差し上げます」といった一報があれば、職場でも備えやすくて助かると思います。

緊急性の高い仕事の再分配、在宅勤務への切り替えなどの措置をお願いしたり、福利厚生でベビーシッター活用支援制度などがあれば、ぜひ活用してみてください。

次に出社できた時には、「ご配慮いただき、ありがとうございました」と上司に挨拶したり、「ご迷惑をおかけしてすみませんでした」と同僚に声をかけたりしておくと、なお良いと思います。

筆者は個人的には、「子どもの病気は仕方ない。誰かが悪いわけでもないし、子どもなら誰でも通る道なのだから」と思います。必要以上にペコペコしたり、肩身の狭い思いをさせられるのも違うな、とも思います。

ですが、いろいろな考えの人がいることも事実です。日頃から周囲への感謝の気持ちを表し、きちんと業務を遂行し、責任を果たしていれば、より理解を得やすいと思います。困った時はお互い様ですから、同じような境遇の人がいれば、積極的に仕事を変わってあげる姿勢、恩送りの精神もぜひ心がけたいですね。

3.親子ともに、頑張りすぎない両立の仕方を探ろう

0歳児から通えば、6年間お世話になる保育園。最初の頃は、仕事に子育てに家事に、と何かと力が入ってしまいがちですが、あまりあれもこれもと頑張りすぎないように心がけてください。保育園からの呼び出しや看病もしかり。1人で頑張りすぎても長続きしませんし、全部自分でやろうと必死になって怖い顔をしているママより、周囲の助けを借りたり、サービスを活用したりして、余裕のある笑顔のママの方が、子どもにとってもうれしいはずです。

子どもの成長とともに、状況はどんどん変わっていきます。免疫がついて体が丈夫になって、病気をもらう頻度もぐっと低くなり、保育園で元気に走り回っていてお迎えに行ってもなかなか帰りたがらない・・・なんてことにもなりますよ。

子どもにとっても、ワーキングママにとっても、心地よいペース・バランスが早くつかめるといいですね。


この記事を書いた人

天田有美 さん
大手人材会社において、法人営業、人事教育、プロモーションを経験。現在はフリーランスとして、キャリアカウンセラー、ライター、チアダンスインストラクターとして活動中。3歳の娘を抱えるワーキングママ。
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