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育休中に感じるどうしようもない「不安」と「孤独」。そんな時に行きたい、とっておきの場所とは?〜Part2:子育て・ワークライフバランス〜



前回のコラム、育休中に感じるどうしようもない「不安」と「孤独」。そんな時に行きたい、とっておきの場所とは?〜Part1:仕事復帰〜では、復帰後の仕事に対して不安を抱えるワーキングママにぜひおすすめしたい場のご紹介をしました。今回は、子育ての悩みや産後の体のケア、今後のワークライフバランスについて考える場などをご紹介します。

1. 不安要素は仕事だけではない!?

以前、エスキャリアで実施した先輩ワーキングママを対象にしたアンケートによると、

参考コラム:「現在、育休中のママたちへ」先輩ママからのメッセージ(育休中の過ごし方アンケートより)【2/3】

「家族・自分について不安がある」という質問に対して「はい」と答えた方が69%とあります。育休中のママの中には「家族との時間を犠牲にしないか不安」「子どもと離れるのが辛くて淋しい。子どもに淋しい思いをさせて可哀想なのではないか」「精神的に健康でいられるか」といった思いを抱えている方も多いようです。

仕事に対する不安だけでなく、自分自身の精神状態子どもの事新しい生活夫との家事分担なども、不安や孤独感を感じる大きな要因になっていると考えられますね。

同僚に相談したり、ママ友に相談したりするのもひとつの手ですが、専門家を交えて、自分を見つめなおしたり、改めてワークライフバランスやパートナーシップを考え直してみたりする場に行ってみるのもいいかもしれません。

 

2.育休ママ向けのサービス紹介【2018年度版】

セミナー型

心理カウンセラーやジャーナリスト、各種専門家によるセミナー型。

育児中のパートナーシップ、お互いを大切にするコミュニケーション方法、ワークライフバランスについてなど、内容は様々です。開催内容によっては無料のものもあるようです。気軽に新しい知識や価値観に触れられるため、比較的参加しやすいという特徴があります。自治体が開催している事も多いため、お住いの市区町村のHPをチェックしてみるのもおすすめです。

TOKYOライフ・ワーク・バランス ベストパートナー全力応援プログラム「パートナーシップセミナー」

都が主催のセミナーや、区や市主催のものも。仕事と家庭の両立支援、キャリアデザイン、自己理解、タイムマネジメントなど内容は多岐に。東京都内各区で開催。

http://www.tokyo-danjo.jp/lwb/

http://www.tokyo-danjo.jp/lwb/seminar/seminar-kushi.html

◆非営利活動法人ファザーリング・ジャパン:父親支援事業の観点から、ワークライフバランスやパートナーシップに関するセミナーやイベントを開催。女性向けや夫婦で参加できるものも。主に関東近郊開催。

http://fathering.jp/news

 

② カフェ型

ワンドリンクが参加費に含まれていたり、お菓子が出たりと、リラックスした雰囲気で同じ立場の人と語り合えるカフェ型も増えています。カフェという人の集まりやすい場所を活かして、様々なイベントが開催されることも。新しいママ同士の交流も生まれ、同じ境遇の人の話を聞いたりして不安が軽くなったという声もあります。

◆おやこカフェほっとくる(東京都):チャージ制のフリードリンク形式のカフェ。ランチやお子様プレートもあり親子でのんびりできる空間。子連れで行けるトリートメントサロン、音楽会、ベビーマッサージなど各種ママ向けのイベントを開催。

http://suginamimama.com

◆育休後カフェ:育休後コンサルタントがファシリテーターを務め、その地域のカフェで開催。育休中や仕事復帰したママやパパが、同じ境遇の人たちと両立についての悩みを共有し、これからの働き方や自分自信を見つめることを目的とした場。メンタルヘルス、職場復帰、何をしたらいいかわからない等、テーマは多岐にわたり、不安なことはなんでもOKという会も。夫婦で参加できる回も有。福岡、埼玉、名古屋など各地域で開催。

http://empublic.jp/iku/category/events/

◆Smile mama くわばたりえさんママ友会:テレビで活躍の芸人くわばたりえさんが自身の子育て経験を活かして企画した、ママ同士の交流を目的とした会。トークライブあり、クイズ大会やワークショップもありとても明るくたくさん笑える場だったという感想も。カフェで開催される時もあれば、軽食や飲み物を持ち込めるセミナータイプの時もあるよう。

http://smilemama.jp/?cat=38

③ 産後の体/健康サポート型

ホルモンバランスの乱れや、骨盤や筋肉へのダメージなど、産後は心も体もケアが必要な時期です。自分の体をいたわることは、自分自身を見つめ直すことにも繋がります。産後の体ケアや健康のサポートを通して、晴れやかな気持ちになる方もいます。

参考コラム:育休中にやっておきたい心と体のケア〜体編〜

◆マドレボニータ:産後の女性の心と体のためのエクササイズやセルフケアの各種プログラムを提供しているNPO。バランスボールやウォーキング教室を通して産後ケアの普及を推進している。

https://www.madrebonita.com

◆“産後の私と向き合うじかん“modera yoga

赤ちゃんと一緒に参加できるヨガ教室。ママ自身が癒されることを大切にしているレッスン。

https://www.reservestock.jp/page/event_calendar/14149

参考コラム:自分と家族のための、産後の心と体のセルフケア

 

④個別相談型

大人数が集まる所は苦手、といった方にもおすすめなのが、キャリアカウンセリングです。エスキャリアでは「マイ・カウンセラー」というキャリア相談を行っています。現在の状況や抱えている不安など、第三者に質問されることで「私はこういう風に考えていたんだ」「私の不安の原因はここにあったんだ」など新しい発見もあります。自身も同じような経験をしていたり、育休中女性のキャリア相談の実績も多いカウンセラーがいるため、ぜひ一度相談してみてください。

 

【番外編:家に来てくれるサービスも!】

その道のプロが家まで来てくれるサービスもあります。食事や家事のサポート、子どもへの食育指導、夫と家事シェアのための模様替えコンサルティングなどがあります。

◆子どもの自信を育むESキッチン https://es-lifeagency.co.jp

◆子育て家庭のモヨウ替え http://npotadaima.com/makeover/

 

3.新たな風を呼び込むことで、見えてくるものがある

体も心も大きく変化し、さらには生活もガラリと変化する経験は、人生の中でそう多くはありません。不安や孤独を感じるのは当然のことだと思います。そんな時、第三者の視点に触れることで、自分自身の現状を客観的に捉えることができ、それが一歩踏み出す原動力になることもあります。

ほんの少し窓を開けて、外の風を取り入れてみる感覚で、様々な場に行ってみるのもいいかもしれませんね。

 


この記事を書いた人

朝田智子 さん
大学を卒業後、住宅設備の販売会社で個人営業を担当。その後人材会社にて新卒採用関連商材のコンサルティング営業を経験。様々な採用の現場を見る中で、人が仕事を選ぶ際の気持ちに寄り添いたいという想いから、2016年、国家資格キャリアコンサルタント、及びJCDA認定CDAを取得。現在は女性のライフイベントに関するキャリアカウンセリングを中心に活動中。
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