Column Category
コラムカテゴリ

開催レポート:『ブランクを経たママの多様な働き方を考える 〜就職からフリーランス、起業まで〜』2017年9月15日(金)開催


■開催日時:2017年9月15日(金)10:30~12:30
■場所:Start up hub TOKYO(丸の内)
■イベント内容:仕事への復帰を視野に入れる育休中ママ・専業ママ向けのイベント
■イベント詳細:https://escareer.co.jp/news/3750

Start up hub TOKYOにて、満員御礼でスタート

働く女性を支援する、株式会社エスキャリア、株式会社WarisNPO法人 サービスグラント の3団体が共催し、仕事復帰を考えている育休中ママ・専業ママに向けたイベントを開催いたしました。

会場は、東京都が運営する、創業・起業を志す人のためのサポート施設Startup Hub Tokyo。東京・丸の内のオフィス街のとても素敵な空間に、平日の朝から多くの女性にお集まりいただきました。

お子様連れの方も多く、ほぼ満員の会場。参加女性は、現在育休中の方と、専業主婦の方が半々。皆さまパネラーの声に真摯に耳を傾けられていました。限られた時間ではありましたが、グループトークにも積極的にご参加いただきました。

第一部 ~ブランクからの復帰経験者によるトークセッション~

第一部、ブランクを経て仕事に復帰した経験者によるパネルディスカッションでは、三者三様の「復帰」体験が語られました。

「育休中しかできないことをしよう」と、育休期間を活動的に過ごされていた青木さん。産後はママボノをはじめ、様々な活動やセミナー等にも参加し、非常に有意義に育休を過ごされていました。
会社都合により復職できないことが判明してからは、エスキャリアのマイ・カウンセラーをご利用いただき、今後のキャリアプランをキャリアカウンセラーにしっかりとご相談。その後、esAgentで転職活動にも成功され、10月より新しい環境でのスタートが決まっています。
復職の予定がなくなるというとても不安な状況を、リソースを上手に活用しながら主体的かつ戦略的に乗り越えてこられた経験談は、非常に具体的で、復帰への背中を押される内容でした。
 
16年の専業主婦経験ののち、株式会社Warisのキャリアママインターンをきっかけに、株式会社サイボウズへ就職された江原さん。パートナーの海外転勤を機に仕事を辞めてから、育児に専念していた時代、その後2人のお子さんが大きくなってから復職までの道のりなど、これまでの人生を赤裸々に語っていただきました。子育てと仕事の両立に悩んだこと、お子さんの気持ちのケア、今の環境がどれほど刺激的で楽しいか…など、ユーモアも交えながらお話くださいました。暖かいお人柄も相まって会場は和やかな空気に包まれました。

エスキャリアからは、キャリアカウンセラーとして活動中の坂田麻子が、自身の会社員時代の葛藤、キャリアカウンセラーを志した理由、妊娠を機に退職してから産後の再就職に苦労した話、フリーランスとして活動を始めた経緯などをお伝えしました。フリーランスに必要なのは、専門性だけでなく、興味関心のあるところに自ら出向いていき、人脈や接点を作っていく「ネットワーキング力」であるということを、自らの経験を踏まえて皆さまにお伝えしました。

「復帰にあたって心がけたこと」という質問では、「子どもの病気や災害など、復職後起こりうる突発事項の対応策を、事前に夫と詳細にシミュレーションした」という戦略的なものも。また、会場に向けての、「とにかく一歩でも二歩でも行動してみてほしい」「ブランク中に出会った人々が私を助けてくれた。このイベントのような出会いをぜひ大切にしてほしい」というパネラーの言葉は、皆さまの胸に染み入ったことと思います。

第二部 ~主催企業・団体による、多様な女性の働き方についてのトークセッション~

後半は、主催3団体の担当者が登壇。各団体の事業・サービスを説明したのち、転職、再就職、ボランティア、キャリアカウンセリング、ママインターン、独立・起業など、様々な切り口から女性の支援事例をお伝えしました。

事前に参加者の方々からいただいた質問で多かったのは、「ブランクからの復職に向けて準備したらよいこと」「復職、フリーランス化や起業した後、さまざまな困難にぶつかった際に、どのように考え工夫すると乗り越えられるか」といった内容でした。各団体の担当者からは、ご支援する中で見えてきた傾向や、自身の経験を踏まえて、回答させていただきました。 エスキャリアからは、パネラーとして岡本が登壇。主にブランクからの復帰や独立に際しての心構えについて、これまでの女性支援の事例や、自身の育休・独立の経験も踏まえ、お話させていただきました。

「『キャリア』とは仕事のことだけを指すのではなく、子育てを含めた人生そのものが『キャリア』である」「ブランクといっても、ゼロになるわけではない。子育てで身に着けたスキルは、仕事にも必ず活きる」「『子どもが』『夫が』『親が』『世間が』という視点だけではなく、『自分がどうしたいのか』に向き合って、大切にしてほしい」 という岡本のメッセージに、涙を流された方も。

日々、必死に子育てに向き合う中では、自分のことはどうしても後回しになりがちです。ですが、育休やブランクから復帰する際も、独立起業される場合も、その前にまず『自分自身としっかり向き合い、自分の軸を明確にすること』、それがその後の人生を歩む上で大切であること、をお伝えさせていただきました。

トークセッション後のグループトークでは、皆さんご自身の状況について話したり、情報交換をしたりと、初めて会ったとは思えない盛り上がりでした。イベント終了後は、 「自分の軸を見つけたい」「まず一歩踏み出すこと、自ら発信することの大切さを実感しました」
など、自分軸の人生、キャリアについて改めて考える良いきっかけとなった、という前向きなお声をたくさんいただきました。

今回のイベントが、参加者の皆さまにとって、一歩・二歩踏み出すきっかけになったことを、スタッフ一同祈っております。

 

各団体によるブース相談会開催

イベントの最後に、各社のサービス説明や、個別の相談会をブースにて実施。エスキャリアのブースにも、最後まで多くの方が説明を聞きにいらしてくださいました。

女性向け有料キャリアカウンセリングサービスマイ・カウンセラーについて、「無料のカウンセリングとどこが違うのか」「キャリアカウンセリングでは実際何をするのか」「まさにこんなことで悩んでいて・・・」などの質問・ご相談が相次ぎました。イベント後にマイ・カウンセラーへのお申込も多くいただいており、いかに育休中や離職中のママが、キャリアについて悩まれ、模索されているのかを再実感しています。


昨年に引き続きNPO法人サービスグラント(ママボノ)様と、また今年は株式会社Waris様ともご縁をいただき、様々な角度から女性のキャリア(仕事だけでない、人生そのもの)について発信する機会をいただきました。参加者の皆さまの真剣なまなざしと、仕事や家庭についての不安な気持ちをしっかりと受け止めたイベントでした。

これからも引き続き、少しでも多くの女性のお力になれるよう、様々なイベント等で情報発信を行ってまいりたいと思います。

■関連記事 :
育休中の過ごし方~自分自身のためにも使ってみませんか?~
復帰後、笑顔で働くために、おすすめしたい育休中の過ごし方
「保活」の一つに「キャリアカウンセリング」を


あなたのお悩みをまるごと受け止め、
新たな一歩へとプロが後押しします。
仕事のこと、家族のこと、生活のこと…
女性の悩みの理由は、ひとつだけじゃない。
友達にも、家族にも、上司にも、エージェントにも
相談したけど、モヤモヤのまま。
何もかもまるごと全部、プロに相談したい。
そんなあなたに、
女性キャリアカウンセラー(国家資格キャリアコンサルタント)
が徹底的に寄り添い、
新たな一歩へと力強く後押ししています。